傍嶋崇展 ツクリシモノノオト 小杉画廊

「傍嶋崇展」
―ツクリシモノノオトー

我が傍嶋家がお世話になっている小杉画廊にて、4男崇の個展が開催中。

27日にその展示に突撃しました!

最近の若い作家の中で、ここまで大胆に抽象表現をする作家は稀と言わしめる作風・・・。
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今までも、筆運びにこだわりを見せてきた崇ですが、新作ではさらに進化。
市松模様のような規則性を塗りに取り入れ、光の角度によって変わる表情の変化がさらに楽しめるようになりました。

一番人気が高かった作品は「いちじく」
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みっちりと厚塗された絵の具の力強さと光沢。
法則と変化に飛んだ塗り。
抽象化された、まるで絡み合うようないちじくの実・・・。
見応えあります。

その日、会場はオーナーの渋谷さん夫妻と、傍嶋家でプチパーティー状態でした。
毎回良くしていただきありがとうございます。。。

11月6日(日)まで開催中ですので、武蔵小杉に起こしの際はぜひ!

http://www.geocities.jp/kosugiga/exhibition.htm

ヒロ・ヤタベ展 Chaabee、サトウ画材等同時開催

Facebookで友達のHiro Yatabe さんが、自分が住む江東区にて複数の会場で同時展示開催というびっくり企画!
これは出向かないと!と思い、散歩がてらにその中の2箇所を巡ってきました~

実はネット上でしか作品を見ていなかったのでワクワク!

まずは、門前仲町のギャラリー「Chaabee」へ
https://www.facebook.com/1591663487794135/photos/a.1591665921127225.1073741825.1591663487794135/1618849281742222/?type=3
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下町の鉄工所を古いものを活かし、現代風にイノベーションしたスペースに、力強いYatabeさんの抽象画がその存在感を発揮していました。

感情をぶつけたような大胆なタッチ、やはり実物の迫力は半端なし!
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とくに火山の爆発のように上昇する「PASSION」と名付けられた絵画が、印象に残りました。(自分の今を表しているよう!)
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「人によって、気に入った絵画が違って、面白いですね」とギャラリーのフジタさん。

抽象画の醍醐味は観る側の感情にも作用するのです!

ヤタベさんとは都合がつかず、お会いすることができませんでしたが、フジタさんとお話をし時を過ごしました。

最近開店したギャラリー「Chaabee」、内装、調度品と鉄工所のふるさを活かした落ち着いた雰囲気。
今後も積極的に先進的な展示、イベントをなさるそうで、新しい下町の良さを開拓していくことでしょう。

Chaabeeを後にして、清澄白河のサトウ画材へ。
千差万別、唯一無二なミニ額縁を販売する個性派画材屋。
サトウ画材のその額を使ったYatabeさんのミニミニ展示!
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油の抽象とは趣きが変わり、表現の広さに感心いたしました。
自分も作風が多種に渡る人なので、今度ゆっくりお話したいな~と。

大雨の中、20キロ近く歩いた過酷な散歩でしたが、心は充実♪
東京下町のアート、これから来ますよ!!

画家ヒロ・ヤタベ HP
http://hiroyatabe.jp/

中村空展 ギャラリー空

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教習所の後、本八幡にあるギャラリー空にて、オーナーであり画家でもある中村空さんの個展へお邪魔しました。

3人の変人仲間であるRYU-SEIくんの個展で中村さんと知り合い、ぜひとも作品が見たい!と思っていた次第です。

優しく温かみのあり、そして大胆な絵画、中村さんの人柄が現れている気がします。
私のお気に入りは、赤い空の下の建造物の絵画。
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中村さんの校長先生時代、仕事でフランスに行った合間に描いたそうです。
その建物に魅入られた中村さんの気持ちが全面に押し出されていると感じました。

中村さんの絵画仲間と3人で、雑談。
ヌードモデルのお話に。
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今回の裸婦画はモデルを雇って描いたそうなんですが、「太めの女性をお願いします」と頼んだそうです。

現在のヌードモデル業界、どうやらダンサーと掛け持ちしている女性が多く登録しているようで、スレンダーな女性がくることが多いとのこと。
身体の美しさに自信があるダンサーがヌードモデルに登録するというのはとても自然なことでしょう。

しかし!画家が求めている描きたい女性というのは、ふくよかな体型の方なのです。
ええ、ルネサンス時代から変わらない・・・。
画家は女性の体の曲線に魅入られているのです。
「痩せている女性は直線が多くて、描きづらいんだよ・・・」
とある画家さんは、自分の絵画教室で毎回呼ぶモデルは三段腹の女性!しかも生徒から大評判だったそう。

女性目線の美と画家目線の美が噛み合っていない状況に興味津々だった私でした。

中村さん本日はありがとうございました!

田端優子展 小杉画廊

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銀座でのジャイロキネシスが終わり小杉画廊へ。

彫刻家、田端優子さんの展示中でございました。
オーナーの渋谷さんを待つ間、のんびりと鑑賞。
穏やかかつ神聖な表情をもつ彫刻たち。
静寂な風の流れを感じます・・・。

ブロンズのような重厚さが気になり、田端さんにお尋ねすると
「乾漆といって張り子のような技法よ」
とのこと。
型取りした石膏に麻布を貼り漆でかため、型を外すというもの。
「だから中が空洞で軽いのよ~」
持たせてもらうと、その見た目の大きさからは想像できないくらいの軽さ!驚きです!

パステル、アクリル画からはふんわりとした光の世界が溢れていました。

終始、彫刻の優しくもあり荘厳な存在感に圧倒されっぱなしでございました!
武蔵小杉に寄ったときはぜひ足を運んでみてください~
きっと心に響くものがあると思います!

田端優子彫刻展
コモレビノオト

2016年
9月20日(火)~10月2日(日)
11:00~18:00(最終日~16:00) 9/26休廊
http://www.geocities.jp/kosugiga/exhibition.htm

PS. 後に乾漆を調べると仏像でも使われた歴史ある技法でした。(勉強不足)
また、現代のFRP(繊維強化プラスチック)の技法と似ているだとか。奥が深い・・・。

田中 一平 展

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銀座でヨガニドラーの帰りに寄ったうしお画廊。
田中 一平さんのオープニングパーティーが開催中でありました。
実は失礼ながら前情報は画廊HPだけだったのですが、ご本人とご両親が父と弟と繋がってましてびっくり。
世間の狭さを感じます。。。

作品を観て最初に思ったこと。
「無機物に生命が宿る」

正方形の鉄板に垂直につけられたバネとおもり。
回転する棒に接触するたびに、ゆらゆらと踊ります。
勢い余って鉄板に頭をぶつけると、風鈴のような心地良い響きが。
メインの作品では、更に鉄板に当たると上の電球が点滅する仕組みが!

よくよく観察してみると、うまく棒を避ける者や、ずっと頭を垂れて休む者が。
規則性の中にイレギュラーが発生することによって、まるでそれが意志のある生き物のように見えてきてきます。

見る側の創造力が掻き立てる展示、それが田中さんの目指しているアートなのかもしれません。

オーナーの牛尾さん曰く、一日中いても飽きない空間、銀ブラのついでにぜひ寄ってみてください~

田中 一平 展

会 期:2016/9/14(水)〜9/24(土)

うしお画廊
http://www.ushiogaro.com/
休廊日:日曜・祝日(9/18,19,22休廊)

時 間:11:30〜19:30(最終日 17:00まで)