去る8月27日、銀座長谷川画廊にて、丸子眞由さんの個展で知り合った、渡邉 健吾さんの初個展にお邪魔しました。
内なる狂気の具現化ともいえる作風も然ることながら、気にるのはマチエールと、照り。
ペイントを削り出した岩肌のようなマチエール。
そして、厚みのある光沢。
この光沢、ニスをかなり厚く塗った後、ヤスリやコンパウンドで丁寧に磨いた結果得られたもの。
透明部分の存在というのを実感できるのは、おもしろい!
渡邉さんの専門学校時代の先生とご友人たちと歓談。
先生から、デフォルメについておもしろい講義をうけました。
「落書きで、サメとイルカを描いてみてください。」
先生が講師時代、生徒に教えた内容。
チョロいと思ったら、これが難しい!
「なかなか描けないでしょう?対象物の特徴をちゃんと理解しているかが大切なんですよ。」
デフォルメは、物体の特徴をいかに誇張するか、なのでその特徴を理解していなければ全く意味がなさないわけです。
自分は理解しているつもりでしたが、まだまだ勉強不足と思い知らされました~
また次回の展示や、彼からお誘いを受けたTシャツ展も含め、色々楽しみにしています!