ずーと絵を描いている生活からか、BGM用の音楽を探しているうちに若いころのアバンギャルド熱が再燃した模様。
今毎日聴いているアーティストはベルギーのEBMバンドThe Klinik。
EBM(エレクトリックボディ・ミュージック)といえば、同郷ベルギーにFRONT242という祖がいる。(88年にEBMというジャンルを提唱したバンド)
軽快で分かりやすくノリの良いFRONT242は、現在のクラブ、エレクトロシーンにも多大な影響を与えた偉大なバンドだ。
で彼ががEBMの陽ならば、The Klinikは完全な陰であろう。
同時期の同郷で同じエレクトロミュージックをしていたThe Klinik、彼らの特徴は、病院のイメージなのか包帯ぐるぐる巻の顔、しつこいまでのミニマルエレクトロ、言葉少ない抽象的で狂気をはらんだ歌詞、ムードは陰惨で前衛的。
82年から現在まで活動してるのにまったく一般受けする要素ゼロ。
だがそれがいい。
とりあえず名曲をふたつ。
The Klinik – Go Back
Faces like you never seen
Staring up
Just staring up
It could be you
It could be me
Yes, it could be you
It could be me
Let me hear your body talk
Your body talk
I’m waiting
Go back
Creatures like they never been
Feel the heat
THE KLINIK – Moving Hands
I’m caught in the web of your lies
Strangled by the look of his eyes
The eyes of someone who cries
The eyes of someone who dies
Underground
Burning sand
Hear you laugh
Moving your hands
You’re moving your hands
Looks like a man
Looks like a beast
ああ、なんか意味わかんなくて凄く怖い歌詞ね、ステキ!
解剖死体写真集を買ったり、週刊マーダーケースブック(世界の大量殺人者を綴った雑誌)を読み、ノイズインダストリアルを聴きまくった20代、その時のぬるっとした青春を思い出しましたわ~
こういうガチなのもたまにはいいわねぇ~