【パラオ4日目~5日目】

OLYMPUS DIGITAL CAMERA パラオで一番うまいと言われるハンバーガー、ベムエルミイ。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA 夜の野球場、パラオ人が練習試合をしているその横で、無愛想なおっさんがハンバーガーを焼く。 P11404142 待っている足元にまとわりつく黒猫。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA となりのベンチで喰うチーズバーガーとテリヤキバーガー。
シンプルでまあうまい。
ねだる猫におこぼれを与え、戦場へ向かう二人。

お土産購入という戦いの場へ!

【パラオ4日目~5日目】

バーガー食べたのが6時頃。それから三時間。

「決まらない!決まらない!お土産決まらない!」 嫁が叫ぶ。

イライラMAXのワタス。
結構会社の大人数に配りたいのだが、とにかうちょうどいいものがない。
て、いうかパラオはお土産はクッキー、石鹸、リップクリームくらいしかない。
クッキーは個別包装ではないので、ダメらしい。 ほかの菓子はアメリカかフィリピンの駄菓子、お土産にはちょっと・・・。
パラオに行ったとき、ホントお土産買うのは気をつけたほうがいいぞ!
ましてやブランド物買いたい!ってやつはグアム行け。
そんなモンほとんどない!

結局シャトルバスが出ない時間となり、店の人にタクシーを頼む。
パラオ初タクシー。
一律600ドルだ。
ぼったくりとかあるのかな・・・、海外タクシーに内心ビビっていたが むしろ逆に
「チガウヨオサツ、キンガクオオキヨ~」と.

日は明け最終日。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA チェックアウトが9時。 で、空港送迎が3時半ということなので、暇になる。 IMG_20140115_073010 部屋を出るとき、ちょっとした落書きをパラオにプレゼント。

で、行きたかった博物館に足を伸ばそうということにした。
パラオには歴史博物館が二つある。
パラオの伝統をメインに伝えるエピソンミュージアムと、スペイン、ドイツ、日本、アメリカ統治時代をメインに展示したナショナルミュージアムだ。
今回、無料送迎があるナショナルミュージアムへ。
15分ほどで、陽気で小太りのパラオおばちゃんが迎えにきた。
ナショナルミュージアムはナイトカヤックをしたプランテーションリゾートの近くにある。
旧館はかっての日本の南洋庁気象台庁舎だったそうな。(現在は図書館) OLYMPUS DIGITAL CAMERA 陽気なおばちゃんがそのまま受付をしてくれて、日本語で書かれたパンフレットを渡す。
「イッテラッシャイ~」 このパンフレット、日本人が作ったなこりゃ、とても詳しいわ。
全2階の展示室、まずは1階。神話などの古代の歴史からスペイン統治までの流れをざっと紹介。
別室に台湾人向けの台湾民族の展示(全部台湾語)と世界各国の民族品の展示。
2階はドイツから日本、そしてアメリカから独立までという構成。
謎めいた古代パラオ人の出生。(どこから来たのかまったくわからんらしい) 興味深い日本統治時代の資料や体験記。
道徳の絵本に、パラオ人と日本人の子供たちが海水浴をしていた。
みんな仲良くあそびましょという本文になんかぐっとくる。

老人たちの体験記が興味深く、悪い日本人に暴行を受けたのを見たというものから、
アメリカの空爆が来る前に、嘘をついてパラオ人たちを山に逃がした話、
日本人の仕立て屋で働きとても厳しかったが、そのおかげで仕立て屋を経営している話などなど。

パラオの民芸品として売られているストーリーボードという木彫りの装飾品。
これはパラオで図工の教員をしていた彫刻家、土方久功が彫刻を教えるとき、「パラオの文化を彫りなさい。」と教えたため確立したもの。

(余談、自分にとって土方久功といえば、小さい頃読んだ絵本「山の上の火」なんだよな~) アメリカ統治時のアメリカ上げ日本下げ教育に少々げんなりしつつ、内容の充実さに満足し終了。

記帳簿があったのでみると、ほとんどが台湾人か英語圏だった。

「日本人はこういうのを書く文化がないんだよ」 と嫁は言ったが、果たしてそうなのだろうか?と思いつつ名前を記した。 母のお土産にパラオ鳥図鑑を買い(嫁の猛烈なプッシュにより決定)ホテルへ引き返す。

ちなみに敷地内には、パラオの民族的な建物「バイ」と日本軍の砲台がある。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA 帰りの運転手は、かってお立ち台に立っていたのではなかろうかと思える40代ぽい綺麗な日本人女性。
話が弾み、最近コロール遷都した首都マルキョクについてとんでも情報を聞く。

「あそこコロールからものすごく遠いから、国会議事堂誰も行ってないのよね~職員の友達が言ってたわ~「ガソリン代かかりすぎるから誰もいかない!」って」
(一番の都会、コロールから25キロ離れにある)
俺「えっ!じゃあ国会はどこでやってるんですか?」
「コロールに旧会議場があるから、結局そこでやってるのよ~、マルキョクの議事堂が役に立ったのは、この間の台風の時の避難所になったくらいよ~。」
ちなみに首都マルキョクの人口は300人くらいである。
「そういえば、来る時の送迎、あの人館長よ~。」
俺「えっ!そうなんですか?」 「あんなことなかなかないわよ~めずらしい~」
と、微妙に喜んでいいかわからない情報をGET。
そのあと、10年ぶりに日本に帰ったら、全部が貧乏臭くなっててげんなりしたという話を聞いてホテル到着する。
「日本の空気はホント汚かったわ~」

フードチケットのアフタヌーンティーサービスがあったのを思い出し利用する。
朝食をとったあの食堂で振舞われるのだ。
色とりどりのスコーンがおっしゃれー!パンもついてて昼食替わり。       OLYMPUS DIGITAL CAMERA おっと、ダイビングで一緒になったジャックバウアー夫妻もご馳走になっていたわ。
同じ便で帰るんだな。

パラオ空港。
出国手続きにて、門のような二つの小部屋に、
ハゲのブッチャーパラオ人巨漢が二人ずつ座って処理をしていた。
これと似た光景どこかで見たことがある・・・・なんだろう?。

「仁王だ!仁王がいる!」

突如嫁が叫ぶ。
ああ!そうだ、これ浅草雷門そっくりだ!   IMG_20140305_230158~01 二人のイカツイパラオ人が門両脇に構える仁王像にそっくり!
ありがたや、ありがたや~という気持ちで成田へ飛び立ったのであった。

終わり。
ああ~またパラオいきてぇ~よ~

【パラオ 4日目 後編】

 

「つい最近、IKKOさんがいらして、ボートをチャーターしてミルキーウェイで4時間泥をかぶっていましたよ~」

 

と移動中に芸能人暴露話をする安藤さん。

 

オネエの美の探究心パネエ!

 

【パラオ 4日目 後編】

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島々の奥地へと進むと、乳白色をした狭い海域到着する。
「ミルキーウェイに到着しました!これから泥をとってくるので、みなんさんは泳いで待っていてください。あと、岩場は危険なので近づかないように」
と言い、バケツを持ってドボン。

 

底が見えないのが恐ろしいので救命具をつけて入浴。
いや~水真っ白!
あ、またもや外人部隊が勝手に岩場に上陸。
「外人は自由すぎるんや!」
大阪人夫妻がまた突っ込む。

 

「準備が出来ました、船に戻って泥パックしましょう~」
バケツいっぱいの真っ白できめの細かい泥!
「全身に塗って~~~!」
女性陣が我先にと泥をつかみ塗りたくる。
男性陣も面白くなって塗りたくる。
前衛舞踏踊れるで~

 

泥を塗った状態で記念撮影。そのまま飛び込むシーンもパシャリ。

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救命具をつけずに落ちたため少し慌てる私。
「兄さん、ここめっちゃ浮きますぜ!あ、ワイが太ってるからかい!」
とそんな私に明るく突っ込む大阪旦那。
「お、おう・・・。」
フレンドリーさに少したじろぐ。

で肌がきめ細かっくなった!と喜ぶ嫁と女性陣たち。
よかったね。

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昼は昨日と同じガルメアウス島再上陸。
安藤さんがやってきて、二人の写真をたくさん撮っていただく。やることすべてイケメン!

 

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でダイバーの先生とも再開し昨日の感動とお礼を伝える。

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さあ、

ジェリーフィッシュレイクに行くにはいくつかの制限がある。
入場料は100ドルだ。

そして
1時間前からは日焼けどめを塗り直さない。
ミルキーウェイの泥が塩湖に入らないよう落としておく。

と、厳しい。なにかが交じることによって生態系が変わることがないよう細心の注意を払うのだ。  IMG_20140226_012101~01 「なにやっとるん!あんた、その袋時計もはいってるんやで!」
豪快にバックを海でジャブジャブした旦那にキレる大阪嫁。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA そしてクラゲちゃんに会うためには、さらなる関門が。

恐ろしい角度の坂を上り下りせねばならないのだ。
あまりにもの厳しさに、太った白人女性がクラゲを見ずにリタイヤしたそうだ。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA やたらと段差のある階段を上る。嫁無言。
心が折れる前に下りとなり、なんとか塩湖に到着だ。

クラゲを傷つけない、背面泳ぎを習い静かに湖の中程へ進む。
「いやーーーーーーっ!なにこれーーーーー!」 OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA 単体ではおとなしくてカワイイクラゲちゃん、でもこの数は・・・。
まあ、ここからは自分が撮った動画でもみてくださいよ。

安藤さん曰く、雨が続いたあとの晴れの日なので、日光浴で大量に浮いてきてると。
「今日は大当たりの日ですね!」

この湖の神秘さ、目の前の光景が夢なのか現実なのかな脳がついていけないぜ・・・。

P11403722ちなみにまったく毒がないわけではないらしい。

「唇に足の部分を触れてみてください」
と安藤さんの言われがままに試すと、
「痛い痛い!」

人によってはしびれがなかなか抜けないというので、試すときはご注意を。

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最後にシュノーケリングポイントのパラダイスへ移動。
砂浜少ないのにどこでやるの?と思っていたら、とある岩島付近にて船からダイブするという。

意を決して飛び込む!ひゃーこれは深い!
誰かが餌付け用のパンを海にバラまくと、魚群がわさわさと集まる。

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こんな間近に躍る魚がみれるとは感動よ!OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「ここに最大のバラサンゴがあるんですよ~」
お、ここでパラオのガイドブックに書いてあった素潜りのやり方を実践。
L字に体を曲げ、真下めがけて垂直に潜る!
フィンをばたつかせると、おお!面白いように深くいける!

楽しくなって、嫁ほったらかしにしていたら、

「お嬢さん、どないしたんですか?はぐれたん?」
と嫁が大阪旦那に心配されておった(いい人や~)

時間が押していたのか、シュノーケリングは30分ほどで終了、若干消化不良。
明日は帰国・・・うぉーーーもっと潜りてぇ!
今度はシュノーケリングメインでパラオに来なければと、思わずにはいられなかった。

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ジャイブレストランのある港に帰ってきた。
白いオウムがお出迎え。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

藤さんが、本日めぐった順路をパラオの地図で説明。
で、その説明の中で、我らが行っていない、珊瑚礁の美しいサウスロックアイランドとカープ島のすばらしさを絡めてき、
「サウスロックアイランドのツアーをやっているはうちだけです!次回はぜひ参加してみてください!」
クソッ!なんて営業がうまいんだ・・・さらにさらに消化不良が進行することになってしまった。

イケメンだと思っていたのに騙されたぜ!美人局!

まあ、またパラオに行こうという目標ができたのでよしとしよう~

次回最終回、パラオで一番うまいハンバーガーと、ナショナルミュージアムを紹介します~