にわか日本酒レビュー 岐阜地酒三種 三千盛 美濃菊 大垣城

にわか日本酒レビュー 岐阜地酒三種 三千盛 美濃菊 大垣城
お盆は大雨降りしきる岐阜に帰省。
もちろん一番の目的は、両親に会うことよりも地酒を飲むことに決まっておる!
(親不孝者)

大雨でやられたトマトとキュウリ棚を撤去を手伝い、ヘロヘロで飲む地酒、最高である。
では早速レビューいってみよう!

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■夏期限定 三千盛 れいじょう 720ml 1524円 三千盛㈱

三千盛(みちさかり)は岐阜多治見で辛口酒を醸す老舗酒蔵である。
http://www.michisakari.com/

この純米吟醸酒「れいじょう」は父のオススメ、さて飲んで見よう。

おお、爽やかフルーティーな吟醸香、そして甘さを抑えた辛口。
だがしっかりと重さもあるのが岐阜らしい。
万人受けしそうな味わい、酒好き達へのおみやげ決定だな。

酒造好適米「美山錦」というのがまた通ぽい。
岐阜の米ではないのが残念。
岐阜の酒屋曰く「岐阜米だともっと値が張りますよ」ってことらしい。
なるほどな。

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■美濃菊 豊醸 300ml 346円 玉泉堂酒造

兵庫県産「山田錦」を使った養老郡の老舗蔵、玉泉堂酒造の普通酒。
http://minogiku.co.jp/

クセのない味わいの中に濃さが存在する、この濃さが岐阜らしい。
どんな料理でも合いそうな優秀な酒という印象。
テーブルワインならぬ、ちゃぶ台日本酒としてぜひ候補に入れてほしい酒だ。

玉泉堂酒造には、高級酒「醴泉」という有名な銘柄がある。
さぞかしうまいんだろうな~と貧乏人は妄想するのであった。

美濃菊 豊醸 1800ml<玉泉堂酒造(株)>

美濃菊 豊醸 1800ml<玉泉堂酒造(株)>
価格:1,728円(税込、送料別)

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■大垣城 本醸造 300ml 346円 武内酒造

上記2点の酒は、酒蔵は岐阜だが米は他県だったりする。
だがこの「大垣城」は本醸造なのにガチ「岐阜米ひだほまれ」を使っている。
そういう意味で地元本来の酒の姿を見せてくれるに違いない!

武内酒造も江戸時代からの老舗蔵、その実力を見せてもらおう!
http://www.takeuchi-shuzo.jp/

ああ~キタわ、内陸酒にある男臭さ!
現代人には飲みづらいクセがほのかに香る。
まさにドグサレ辛口。
やっぱ岐阜はこうでなくちゃね。
父は苦手なようで、自分がほとんど飲む始末。
この手は燗にするとクセが和らぎ旨くなるタイプ、甘辛く煮た牛肉なんかと一緒にやりたい感じだ。

自分のおみやげに「栄冠 白真弓」という飛騨の酒を購入。
この感想は後日ということで。
これもなかなか通好みな味、お楽しみに!

にわか日本酒レビュー75 湘南大磯地酒 国府郷 本醸造

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にわか日本酒レビュー75 湘南大磯地酒 国府郷 本醸造 720ml (有)金井酒造店

神奈川県の地酒。父親のグループ展打ち上げで飲んだ一品である。
大磯の老舗酒屋「吉川酒店」のPB(プライベートブランド)酒らしい。

製造元は、神奈川では一番のメジャー銘柄「白笹つづみ」 の金井酒造。
モーツアルトを麹に聴かせる「音楽醸造蔵」として、知る人ぞ知る存在のようだ。
http://www.shirasasa.com/index.html

神奈川ってのは全くと言っていいほどノーマーク、しかも湘南なんて書いてあるもんだから、「聞いたこと無い、うまいのかこれ・・・」と一同飲む前から首を傾げる始末。
では封を開けてみよう。

「Oh! Old School!」
思わず叫びそうな昭和おやじの匂いが鼻腔をつく。
飲んでみるとこれがまた、クセのある辛口。藁葺き屋根の下、囲炉裏を囲んで屈強な漁師が汗をかきながら飲み交わすイメージだ!
すっきり淡麗ブームをまさに逆行、うまい!といったのは自分と取手の酒蔵でお手伝いをしている3男のみ。

「これは通好みの味だねぇ」と3男がつぶやく。

おい、モーツアルトはどこ行った!?
目の前にいるのは北島三郎だぞ!演歌だぞ!

大磯に行かないと買うことができない珍しいお酒、こりゃ地元のつまみでいってみたい。
ほんとわたしゃ、クサイ酒好きなんだなーとしみじみいたしましたとさ。

金井酒造店 白笹つづみ 大吟醸 720ml

金井酒造店 白笹つづみ 大吟醸 720ml
価格:3,564円(税込、送料別)

 

にわか日本酒レビュー72 山口の地酒特集 東洋美人 純米吟醸 VS 五橋 純米酒

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にわか日本酒レビュー72 山口の地酒特集 東洋美人 純米吟醸 VS 五橋 純米酒

2014年現在、日本酒は山口県が熱い。若手が取り仕切る「獺祭」が全国で名を挙げるなか、県内の他の地酒も、世代交代した若者たちが地酒を盛り上げているようだ。

熱中症で大勢が倒れた7月29日、山口県出身の上司が企画した接待地獄テニス(笑)のあと、上司宅で新妻様の美味しいお食事、ジャッキー・チェン、ブルース・リー、日本酒をいただく。
ちなみに上司夫妻は、とんでもない飲兵衛であり、底なしである。
では、さっそくレビューをいってみよう!

■東洋美人 純米吟醸
http://www.tutitatu.com/sake/toyo-bijin.html
これは自分が買った2本のおみやげ日本酒の一つ。もう一本は、東京を代表する酒「澤乃井」の特別純米酒である。
以前から上司の好きな酒の一つがが「東洋美人」と聞いていた。
が、味の好みが全く自分と逆の甘口好き上司から「たぶんそばちー(俺のこと)が嫌いな味」と言われ、むしろ興味がわき購入してみたものだ。
今回はワールドカップ仕様の瓶と洒落ているねぇ。
他の酒蔵もこのコラボに参加していたようで、八海山などのメジャーどころも名を連ねていた。

味の方は・・・・。西の酒らしいたっぷりとした旨みのあまくち酒。雑味は少なく上等さが伺える。ある意味日本酒単体として完成されているのかもしれないといえる濃厚さだ。
が、それゆえにしっかりとした飯と一緒にいただくと、酒が強すぎてくどい。
上司が言っていたとおりに自分が苦手のタイプ。
いい酒なのはわかるんだけけど、臭い辛口好きの自分はダメだった。
この後、熱中症ぽさも相まって具合がどんどん悪くなっていく。(無茶しすぎ)

■五橋 純米酒
http://www.gokyo-sake.co.jp/
上司が用意してくれていた山口のもう一つの地酒「五橋」。
「これは俺苦手なんだよね・・・」という上司。ああ、たぶん俺が好きな酒だと、ニューアイプ並みの超感覚が働く。
体調が悪くなりながらも、1杯いただく。(夏の暑さが憎い!)
こっこれは!?
同じ山口県なのにここまで性格が違うとは!
これはまさに淡麗辛口、甘さのないハードボイルドな味わい。
サラリとした水の上に心地よい苦味と旨味がのってくる、食事を活かす日本酒だ。
(奥様もこの意見に同意していただいた)
くっそー!東洋美人の前に飲みたかったな・・・。
頭痛がひどくなり飲めなくなり、情けないことにこの後ロキソニンをいただき小休止する体たらく。面目ない。
「五橋」、名前覚えた、いずれ個人的に購入しよう。

一緒に来た後輩ブルマ氏が奥様とJホラーで盛り上がってるさなか、別室で撃沈した私・・・。

30分後復活した私が見た光景は、上司夫妻がおみやげの澤乃井特別純米酒を空にし、サワーのおかわりをしている最中であった。

この時金玉が縮み上がったのは言うまでもない。
ウワバミ怖い!
俺は酒飲みじゃない、酒好き止まりだと確信した瞬間であった・・・。
ごちそうさまでした。

PS:山口県民からすると「獺祭」はやり過ぎで地元から結構疎まれているらしい。地元愛も大切よ。