にわか日本酒レビュー72 山口の地酒特集 東洋美人 純米吟醸 VS 五橋 純米酒

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にわか日本酒レビュー72 山口の地酒特集 東洋美人 純米吟醸 VS 五橋 純米酒

2014年現在、日本酒は山口県が熱い。若手が取り仕切る「獺祭」が全国で名を挙げるなか、県内の他の地酒も、世代交代した若者たちが地酒を盛り上げているようだ。

熱中症で大勢が倒れた7月29日、山口県出身の上司が企画した接待地獄テニス(笑)のあと、上司宅で新妻様の美味しいお食事、ジャッキー・チェン、ブルース・リー、日本酒をいただく。
ちなみに上司夫妻は、とんでもない飲兵衛であり、底なしである。
では、さっそくレビューをいってみよう!

■東洋美人 純米吟醸
http://www.tutitatu.com/sake/toyo-bijin.html
これは自分が買った2本のおみやげ日本酒の一つ。もう一本は、東京を代表する酒「澤乃井」の特別純米酒である。
以前から上司の好きな酒の一つがが「東洋美人」と聞いていた。
が、味の好みが全く自分と逆の甘口好き上司から「たぶんそばちー(俺のこと)が嫌いな味」と言われ、むしろ興味がわき購入してみたものだ。
今回はワールドカップ仕様の瓶と洒落ているねぇ。
他の酒蔵もこのコラボに参加していたようで、八海山などのメジャーどころも名を連ねていた。

味の方は・・・・。西の酒らしいたっぷりとした旨みのあまくち酒。雑味は少なく上等さが伺える。ある意味日本酒単体として完成されているのかもしれないといえる濃厚さだ。
が、それゆえにしっかりとした飯と一緒にいただくと、酒が強すぎてくどい。
上司が言っていたとおりに自分が苦手のタイプ。
いい酒なのはわかるんだけけど、臭い辛口好きの自分はダメだった。
この後、熱中症ぽさも相まって具合がどんどん悪くなっていく。(無茶しすぎ)

■五橋 純米酒
http://www.gokyo-sake.co.jp/
上司が用意してくれていた山口のもう一つの地酒「五橋」。
「これは俺苦手なんだよね・・・」という上司。ああ、たぶん俺が好きな酒だと、ニューアイプ並みの超感覚が働く。
体調が悪くなりながらも、1杯いただく。(夏の暑さが憎い!)
こっこれは!?
同じ山口県なのにここまで性格が違うとは!
これはまさに淡麗辛口、甘さのないハードボイルドな味わい。
サラリとした水の上に心地よい苦味と旨味がのってくる、食事を活かす日本酒だ。
(奥様もこの意見に同意していただいた)
くっそー!東洋美人の前に飲みたかったな・・・。
頭痛がひどくなり飲めなくなり、情けないことにこの後ロキソニンをいただき小休止する体たらく。面目ない。
「五橋」、名前覚えた、いずれ個人的に購入しよう。

一緒に来た後輩ブルマ氏が奥様とJホラーで盛り上がってるさなか、別室で撃沈した私・・・。

30分後復活した私が見た光景は、上司夫妻がおみやげの澤乃井特別純米酒を空にし、サワーのおかわりをしている最中であった。

この時金玉が縮み上がったのは言うまでもない。
ウワバミ怖い!
俺は酒飲みじゃない、酒好き止まりだと確信した瞬間であった・・・。
ごちそうさまでした。

PS:山口県民からすると「獺祭」はやり過ぎで地元から結構疎まれているらしい。地元愛も大切よ。

にわか日本酒レビュー71 天神蔵仕込み 純米吟醸

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にわか日本酒レビュー71 天神蔵仕込み 純米吟醸 720ml 1200円くらい? 浜松酒造

お酒に疎い嫁が早盆で浜松へ帰る日が決まる。
その瞬間から「おみやげは出世城がいいなぁ~」と毎晩のようにつぶやき洗脳開始。
その成果があってようで、出発当日「買ってくるよ!」と心よくご実家へと向かった嫁であった。

しかしこの浜松の銘柄「出世城」に辿り着くまでに幾度の困難が待ち構えていた。
浜松の地酒二大勢力といえば「花の舞酒造」と出世城の「浜松酒造」。
が、若者向けの新酒や各PRに力を入れる花の舞酒造は、今や関東ではどこにでも目にすることができる一大ブランドへとひた走り、昔気質の浜松酒造が時代に取り残されてる感は否めない。
そのためか、浜松内でも花の舞はあっても出世城がない!という異常事態が起こっておるのだ!

浜松市内にもかかわらず、駅前の売店、関東でも有名な某高級スーパーに置いていない出世城。困り果てた嫁は、ローカルスーパー「遠鉄ストア」でやっとそれらしきモノにたどり着く。

がしかし、尋ねた店員が持ってきた酒のラベルには「出世城」と書かれておらず、「天神蔵」の札がかかっているのみであった。

以前間違えて花の舞の米焼酎を買ってしまった嫁「コレは本当に出世城なんですか?」と質問す。

「蔵から直送なのでモノはおんなじですよ」

意味がわからず混乱するが、言われるがままに購入したしだい。

「でかした!」
帰宅後わけも分からず褒められる嫁。
直送なんて最高じゃないか!

味は出世城の普通酒が持つ力強さをそのままに、純米酒らしい米の風味が鼻を突き抜けるパンチの効いた辛口酒。
この荒々しい感じは万人受けはしないかもしれないが、自分の中では最高の酒だ!

以前の本醸造レビューで、我がスタンダードと呼ばれただけはある。

にわか日本酒レビュー61 出世城 本醸造 720ml 816円 浜松酒造㈱
http://www.taiga.sobajima.info/archives/3068

全く酒の飲めない嫁に感謝し、今日もちょびりちょびりと、昆べーつまみに味をかみしめている私であった。

にわか日本酒レビュー48 開華 山廃純米吟醸

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にわか日本酒レビュー48 開華 山廃純米吟醸 1800ml 2,730円 第一酒造

鬼怒川、日光旅行で買ったカップ酒で一目ぼれしてしまった栃木の地酒「開華」
http://www.sakekaika.co.jp/

安いカップ酒でこれほどまで魅了した銘柄、ぜひ酒好きな父にも味わってもらいたいと、父の誕生日用に上位ランクな酒をチョイスした次第。
(ベタ褒めのワンカップ開崋レビューはこちら)
http://www.taiga.sobajima.info/archives/1932

で、ちゃっかり自分用も購入、とことん味わったわけよ。フフン。

味わいはやはり、芳醇で濃い味、苦味酸味のバランスもよく、ふあっと消える後味が絶妙なり。

まさに名のとおり
「味わいの華開く」
酒である!

山国の酒だけあって野性味あふれる男味。だがあとを引く、止まらない!(オッスオッスの男酒、大好きです!)

ちなみに「山廃」とは一体なんなんだろう?
はい、wikipedia!
http://ja.wikipedia.org/wiki/山廃仕込み
あら難しい。どうやら古典的な酒造り方法(生酛)から、「山卸」という蒸した米、麹、水を混ぜ粥状作業を無くして、長時間熟成させる方法らしい。
んで、普通の高速酒造りより濃厚な酒質になるというもの。

ざっくり言うと「うまい!」(ひどい)

んで、父の感想は
「日本酒らしい味だ。だけど後味がすっとなくなりどんどん飲んでしまうぞ。これは危険だ」

ありがとうございました~っ!

日本酒レビューバックナンバーはこちら

http://www.taiga.sobajima.info/archives/category/drink

にわか日本酒レビュー24 黄桜 吟醸純米

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黄桜 吟醸純米 720ml 黄桜株式会社 1200円くらい?

渋谷やまやで半額で売っていた生酒、買った2本のうちの1本。
京都の超大手メーカー、黄桜。

「き~ざくら~ ドン!」

と美人和服妻が迎えてくれる割には不味そうな安酒を振る舞うというCMイメージしかなく、偏見の塊の中あえて買ってみたのだ。

通(?)から嫌われる大手酒メーカーの実力ははたしてどうだ?

結論、うん、なんて優等生なお味なんでしょう!

「大企業=糞酒」のイメージは完全に打ちのめされた非の打ち所のなさ。
甘み、苦味、酸味のバランスが素晴らしく、秀でる個性はないのだが平均値の高さに驚いた。

飲み心地も素晴らしく、つまみなしでもグイグイ進んでしまう。

大手の本気(マジ)酒。
ボンボンの馬鹿息子と思ったが、オール5のメガネで地味な委員長。
そんな人物像が浮かび上がった良酒であ~る。

しかしネットでこの酒の情報が皆無なんだよね。
大手の隠し子的存在なのかもしれぬ。

にわか日本酒レビュー19 緑川 吟醸

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緑川 吟醸 720ml 2100円くらいっぽい 緑川酒造

ファンマラソンの日に「お土産だ~!」と一緒に走った、うちのバンドリーダーからのいただきもの。
知る人ぞ知る新潟の名酒らしい。

マラソンを終え、クタクタの体にムチを打ち「ちょっとだけ・・・」と一杯味見。

おふっ!?爽やかでいて軽い!辛口ではないがすっきりほのかにフルーティ!
おおおおお!キンキンに冷やして飲むとビールいらずだ!
軽快な旨口で3日で恐ろしく減らしてしまった・・・

調べると値段もミドルクラス、ビールのようにゴクゴクは心情的にいけないか・・・無念。

あまりにも美味かったので、父の日の候補としてノミネートしております。

で、リーダーのおじさんも緑川 吟醸魅せられたそうで、その上の大吟醸を買ったそうだが、それは甘すぎてダメだったそうな。(たぶん自分もダメかも)

日本酒は値段じゃなくて好みなんだなと考えさせられた出来事なり。

にわか日本酒レビュー20 臥龍梅 純米吟醸 誉富士 無濾過生貯原酒

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臥龍梅 純米吟醸 誉富士 無濾過生貯原酒 720ml 1360円 三和酒造株式会社

緑川のお返しに、亀戸梅屋敷にて購入。もちのろん、自分用も確保。

後々調べたら緑川のほうが値段のランクが上だったのがわかりちょっとバツが悪い。

で、前のパンダカップを買ったところと同じ場所でオススメらしい。

試飲もしたのだが、家で味わうのが一番わかるんで帰宅後速攻1パイ。

フルーティーな甘味と強めの辛口。ワーと襲いかかるダイナミックさ。
ん、なんか似てるぞこの感じ?

花の舞!そう味の系統が花の舞とそっくりだ!

で、三和酒造株式会社は花の舞酒造と同じ静岡の酒蔵なんですね~
同郷は似る傾向にあるんかのう~
(新潟はだいたいすっきりなイメージ)

緑川とは別系統の強い感じでいいじゃな~い。
メシも進むし後口もよし。
なかなかなヤツでした。

臥龍梅純米吟醸生原酒誉富士1800ml【24BY】

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にわか日本酒レビュー08 上善如水 純米吟醸

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上善如水 純米吟醸 白瀧酒造 180ml 300円くらい

ファミマで購入。
近所の赤ちょうちんで出来上がった状態で勢いで買っちまった。
正直ね、にわか度が増してきていたので上善バカにしてましたとも!
舌バカの大学生がうまいうまいとありがたがる日本酒じゃ!とな。

ごめんなさい、とても美味しゅうございました。
水のように飲めると歌いつつも、酒本来の旨味はきちっとしていて、とても丁寧でスキッとした純米酒。

甘過ぎないところがいいね!
今度は7合瓶でも買おうかしらと思わせる一杯でございました。